家族にスマホの合鍵を


万一亡くなった場合家族はロックを解除するのは困難
ロックされたスマーフォン

今年の冬は大雪に見舞われ各地で被害が発生しています。まだまだ冬は続きますので備えは必要です。

 

●デジタル社会に落とし穴

ネット社会の普及により日常生活においてスマートフォンを利用する機会が多くなりました。買い物や交通機関乗車、お金の決済や音楽・動画の閲覧などもはや欠かせない道具です。

利用の場合はID、パスワード、暗証番号の設定が求められます。共通のパスワードを設定することは「たらい回し」とされそれぞれ別のパスワードを設定することになります。忘れたり、メモを紛失したりすると、混乱する原因ともなります。

●終活、相続における対応

実はIDやパスワードを所有者が亡くなった時大変な問題が生じます。先日、新聞やラジオでこの問題を見聞きする機会がありました。

先ずは12/17朝日「デジタル終活のすすめ」です。

要約すると

・本人以外には見えにくいネット上の故人のアカウントによる動画等、ネット銀行口座預金は分からないと契約解除が難しい

・なぜか、それは個人のスマホをロック解除するにはIDやパスワードが必須となる

・このため名刺大の厚紙にスマホの型番とパスワードを書き込み、その部分に修正テープを貼って引き出しなどに保管

同様の話題について11/8NHKラジオ「デジタル遺品を生前に家族へ」と題し放送されました。

・パスワードは家族とコミュケーションをとり口頭で伝えるだけでもいい

・EXCELにIDとパスワードを入れて記録しておく。これも家族に伝えるとなおいい

●家族が困らないように

新聞ラジオとも伝えたいことは、家族が生前に故人が整理されていたものを聞いておく、記録のありかを把握するだけで、後々相続が発生した時に困ることが避けられるのです。これを分からないまま相続を進めると大変な手続きと費用を要することになります。

 

ブログ 2021/10/9

 デジタル遺品と相続