「通販生活」盛夏号に経済アナリスト森永卓郎さんとファイナンシャルプランナー桑野恵子さんの対談が掲載されていました。どなたも経験する、いざ相続に直面したらこんな風になるだろうなと思わせる記事です。
森永さんは、お父さんが亡くなって、相続が地獄のように大変な苦労をされたというのです。どんなことか、というと次のことをあげています。
・父亡き後、父の財産の全貌がわからないため実家にこもって銀行や証券会社、生命保険など郵便物から資産を把握
・銀行から父が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本の提出を求められた
・金融資産の他に不動産(マンションと駐車場〉あり。マンションは固定資産税評価額と同額であったが、飛び地でいびつな駐車場の評価額に苦労
・相続税の納付期限が原則10ヶ月以内、あらかじめリスト化されていれば天と地の差があることを実感
森永さんはお父さんの教訓を踏まえご自身の資産のリストを作られた、というものです。
あらかじめ銀行名、口座名、株式などの資産を把握しメモ化するだけでも残された相続人は非常に助かるものと思います。
遺言についてはFPの桑野さんがアドバイスしました。早めに遺言書の作成を勧め、まだ早いと思わずに遺言で感謝が伝われば心持ちが楽になりますよ、自分の遺言や相続で、大切な家族が今後も仲良く暮らしていけることが大切と話されました。
そして、財産目録の作成や相続人一覧図などの作業は専門の行政書士、司法書士等にお任せすれば安心するものと思われます。