野球解説者で元ヤクルトスワローズ監督の古田敦也さんは、日頃から社会貢献活動に精力的に取り組んでおられます。「小さなところ、集まったお金の用途が具体的で賛同できるところにできる範囲のこと」を寄付の判断とされているようです。
朝日新聞に2面を使った「次の世代のために希望をつなぐ遺贈寄付」と題し9月5日から14日まで遺贈寄付ウィークにちなんだ広告が掲載されています。このページに古田さんのインタビューが掲載されています。
さて、遺贈寄付は、個人が亡くなった時に、亡くなった人や相続人などが遺言や契約に基づいて公益法人やNPO法人、学校などに財産を寄付して役立てることをいいます。なんと、日本では年間約50兆円もの遺産が受け継がれているそうです。その1%が遺贈寄付に使われたら社会に与える影響は決して小さくない、と言われます。
よく知られるのが生前に、遺言によって寄付をする遺贈があります。遺言は被相続人が公正証書又は自筆証書遺言によって第三者に寄付するものです。第三者とはお世話に立った社会福祉法人や学校など様々な個人・団体が想定されます。遺言による寄付の他、死因贈与契約による寄付や相続人による相続財産の寄付、遺族による香典返し寄付が知られています。
よりよい未来にするために、自分でできることを考えるきっかけとして遺贈寄付というものについて知識を深めることは大事なのかも知れません。
参考までに広告の提供主は、
・国境なき医師団
・日本赤十字社
・peace winds(ピースワンコ)
・ユニセフ
・世界の医療団
・Florence(親子が抱える困難に向き合う認定NPO法人)
これらは遺贈寄付を受ける主な団体です
公正証書遺言や遺贈についてお考えの方は、当事務所にお気軽にご相談ください。
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