ハスの花が似合うお盆ですが、今年は例年と違い静かですねー。
連日猛暑が続いていますが、池の中にハスが咲いていました。
この時期祖先を知り、ルーツを辿るためにも家系図を作ってみてはいかがでしょうか。もちろん行政書士も戸籍を収集し、相続を業務とする方が多いので適任と思います。かつては家系図作成業務は行政書士の専属業務と言われてきました。しかしながら、平成22年12月最高裁判所の判決は次のように判断を下しました。
・家系図作成について、行政書士の資格を有しない者が行うと国民生活や親族関係に混乱を生ずる危険があるという判断は大仰にすぎ
・これを行政書士の独占業務であるとすることは相当でない
すなわち、「鑑賞や記念品とする目的で使われる場合は、事実証明書類には当たらない」と判断を示しました。事実証明書の作成は行政書士法に規定されていますが、最高裁の判断により資格を有しない方でも、依頼を受け家系図を作成することは報酬を得たとしても問題ないということになりました。
行政から戸籍を取り寄せ、祖先をさかのぼりルーツを辿っていくことは謎解きに似ているのかも知れません。まずは自分から調査してみたいと思います。
参考になる書籍 「わたしの家系図物語」(渡辺宗貴著、時事通信社)