なめとこ山の事務所は農村部に位置する一軒家にあります。周辺は農業が中心ですが、企業や会社に勤務する兼業農家が多い状況です。
最近相談を何件かお受けしましたので、個人情報は秘匿の上一般的な事例で感じたことを述べてみたいと思います。
■相続と登記の相談事例
初めにお断りしなければならないのは、登記の業務は司法書士の専権であることです。従って、相談ではあくまで常識的なことをお話し、その上で知り合いの司法書士の方を紹介することになります。
被相続人が亡くなり土地や建物を相続することが多いと思われます。公正証書遺言等がないと相続人話し合って遺産分割協議が行われます。その結果、例えば田畑をAさんが相続することになったのですが、登記の名義をそのままにした状態にしておくことです。この手続について相談を受けることがあります。
■離婚に関わることについて
さまざまな原因で協議離婚に至る夫婦があります。離婚届を行政に提出し受理されるとその時点でお互いの夫婦関係は正式に解消されることになります。
小さなお子さんがいると、養育費の問題が発生することもありその部分の相談もありました。このような問題は争いが生じることも予測されます。円満にお互いが話し合いの上書面にサインすることになれば、一つの解決となるでしょう。しかし争いは行政書士の業務範囲を超えることになります。相談にあたってはその辺のことを説明することになります。時として相談者はお話しを聞いてほしいとお出でになることもあります。話すことで目的を達成される方もいらっしゃいます。もっぱら耳を傾けることも大切と思いました。