日本行政2月号には「成年後見制度と行政書士について」と題し日行連会長のメッセージが掲載されています。これは先日盛岡市で開催された講演会のお話と一致するものでした。
地域に密着すること、市民と役所の手続を進める業務を担っていること、予防法務の専門家であることから成年後見制度に対しもっと行政書士が関わっていくべきだとの趣旨であります。
残念ながら当制度に対する行政書士の担い手としては、弁護士、司法書士、社会福祉士の次の4番目に位置しているようです。「そうだ、行政書士に相談しよう!」となるためには、もっとPRが必要に思われます。
行政書士が成年後見制度に関わるためには一般社団法人コスモス成年後見サポートセンターの会員になる必要があります。社団法人の会員ですので、入会費、毎年の会費等が負担となります。職務の重責性からコスモスに加入することが条件となるでしょうが、会費等の負担は軽いものではありません。来月2月の業務研修会は福岡県から会員をお迎えして講義があります。私自身、遺言や相続など家族法務を行っていますが、後見業務も一連の流れで興味のある分野です。研修会を参考にして、成年後見業務も頭の片隅に入れておきたいものと思います。