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年初の社説「自然の警告」


今年も暖冬気味です。昨日は花巻市では成人式が行われました。雪に覆われることが多いこの時期ですが、なんと雨。

年初の新聞の社説は、最も課題となる今年の主張の場となります。岩手日報1月1日付けは「自然の警告」と題し、環境の再生を足元から、という論説でした。内容を要約しますと、

・温暖化はじわじわ進行し、やがて手の施しようのない段階に至る。

・動植物の異変は自然からの警告だ。

・「今だけ」を享受するのはなく、未来世代への思いをはせたい。

 

令和元年は、台風の被害の重大さを思い馳せた年でした。千葉県を襲った強風による家屋への被害、台風19号は宮城県や岩手県の沿岸部に大雨など今なお復興の途上になっています。全てが異常気象がもたらしたものとはいえないものの、昨今のスーパー級の襲来は一度ならず再来します。

 

私たちにできることは何があるのでしょうか。論説でも主張されるように、教訓を学び、温暖化対策を図ること、すなわち足元の地域社会から広げる取り組みなのかも知れません。山林の手入れ、エネルギーは再生可能な分野への転換などまさに身近な所での着実な実施が求められているのだろうと思います。新しい年を迎え、穏やかな一年となるよう祈らずにいられません。