争いごとに関することは行政書士の分野ではありませんが、民事裁判について朝日新聞12月10日付け「国際化に対応 政府が骨子案」という記事が掲載されました。内容を要約しますと、
・政府は民事裁判手続きのオンライン化などを柱とする民事司法制度改革の骨子案をまとめた。
・背景には日本の民事司法は海外から敬遠されている現状を変える狙いがある。
・オンライン化はインターネットでつなぐ「ウエブ会議」により主張書面や証拠の写しをオンラインで提出
昨日のブログでは会社設立には印鑑の届出をオンライン化し、定款の認証もオンラインで行うなど世の中の流れはインターネットを利用したオンライン化の動きにあることを紹介しました。民事裁判もその流れにあるようです。現状の「書面」と「対面」を原則書面はすべてオンライン上でやりとりすることを目指しているためです。
私たちに身近な民事裁判は「訴状など書面提出や口頭弁論、判決言い渡しまでオンライン化」とあります。現在は政府の関係省庁の会議でまとめたもので、来年3月に最終報告を出し、民事訴訟法の改正などをすすめる予定とあります。いっそう強まるインタネットによるオンライン化、今後の推移を見守りたいものです。