今日は県書士会の主催する倫理研修会がありました。会場の花巻交流会館（旧空港ターミナルビル）には５０名以上の参加者がありました。そもそも倫理とは？行政書士が守るべき法令遵守とは、職業としての理念とは、が問われる研修でありました。
最近発生した交通法規違反や業際問題など行政書士としての倫理違反に対し書士会が危機感をもって対応した研修会です。どんな仕事や職業でも言えることですが、規範や一般社会のルールを逸脱する行為は厳に慎まなくてはなりません。これら違反については市民が寄せる信頼を損なう行為であります。
研修会の内容は、本部のビデオオンデマンドによりお二人の講師が講義されました。前半は職務上請求書について、後半は行政書士の職業倫理について、本部の総務部員、顧問弁護士がそれぞれ説明されました。最後は本書士会副会長が法令遵守の徹底について、最近の事例を交え講義をされました。
いずれの内容も身につまされるものばかりです。登記は司法書士、税は税理士とした業際問題に関する件についてはこの程度ならという慢心、法の不知、知らなかったでは済まされないものばかりで非常に研修の大切さも実感しました。初任者にとっては、一番最初に受けるべき研修です。行政書士法は議員立法で成立した法律です。国民の代表から信任、選出された国会議員が行政書士そのもののあるべき活動に対し信頼を損なっては法の存廃すら疑いを持たれます。
これからも必要に応じて開催される研修会ではありました。