台風19号の被害は今日現在、なお全容をつかめていないようです。岩手日報10月16日付け「収穫直前リンゴ落果」の見出しに注目しました。内容を要約すると、
・各地で収穫間近のリンゴが大量に落ちる
・花巻農協の情報を基に市が試算した被害額は6,800万円に
・岩手江刺農協の管内では14日だけで約30トンの落果リンゴが集荷
この他、沿岸部ではサケの採捕場が被災したり、震災と台風のダブルパンチにより後継者もおらず廃業ということも考えてしまうと嘆いています。今後の調査によってはさらに拡大する見込みのようであります。
岩手県では「出来秋と重なり生産者の打撃は大きい」とし、具体的な支援策を打ち出すため全容の把握に努めるとしています。参考までに県の災害対策本部の資料を掲載します。
今回の台風はスーパー台風と言われ大雨洪水警報が出されました。東日本を縦断する形で河川の氾濫による被害が多数に及んでいます。心配されることは、二度あることは三度目もということです。気候変動があらゆる場所で発生していますので、遠くない時期に又このような台風が襲来するのではないかと恐れます。国連の気候行動サミットで敢然と立ち上がったスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんは各国の指導者に対し地球が病んでることを訴えました。友人からのメールには「人口は減り、国力も弱っていくのを感じながら生きることはあまり気持ちが良いものではない」と綴られています。希望を持って行きたいものです。