週末に台風19号の到来が予想されています。しかも今年一番の最強とも言われています。ちょうど週末に関西地方に旅行を計画していましたので進路によっては中止となりそうです。
今から3年前の8月30日、台風が岩手県に上陸するという観測史上初めて、未だかつてない出来事が襲来しました。台風10号によって大きな被害を受けた岩泉町が記録集を発行しました。朝日新聞岩手版に注目しました。
・「この体験を未来へ」と題し町民から聞き取った体験談や被害をまとめたデータ等を収録
・豪雨災害により2千棟近い建物が倒壊、関連死を含む25人が犠牲
・グループホームに入所するお年寄り9人が全員死亡
・岩泉の教訓はほかの地域でも活用できる、と聞き取り者は話している。
当時社会福祉協議会に務めていましたので、職員がボランティアとして交代で多数岩泉に赴いた記憶があります。グループホーム「楽ん楽ん」も大きな被害が発生しそのご遺族が施設側を相手取って訴訟になったこともありました。町としては東日本大震災をはるかに超える被害が発生し、後世に伝えることを責務として記録集の発行に至ったのだと思います。災害はいつ、どこにでも発生しうるものと認識しなければならない時代となりました。記録集には体験談や災害のコラム、災害直後の写真などを収録しているので今後の災害対応となりますし、支援した自治体にも配布されたのでぜひ広く読まれてほしいものと思います。また、嬉しいことに町のホームページでも発信しているのでどなたでも情報を得ることができます。参考までにアドレスを記載します。
http://www.town.iwaizumi.lg.jp/docs/2019100200041/