台風17号は温帯低気圧に変わり日本海を北上、大きな被害が今の所報じられていないので良かったと思います。
岩手日報9月21日付け「19年産主要銘柄 価格上昇に一服」という記事に注目しました。
内容を要約しますと、
・概算金が小幅の増額や据え置きにとどまる。
・作柄が比較的良好に推移し需給のバランスが緩和
・秋田のあきたこまち、宮城のひとめぼれが60キロ当たり1万3,300円、前年比200円の引き上げ
今年の作況指数がやや良となっており農家ではこの連休を利用して刈り入れをしている風景も見受けられます。概算金と実際に農家に支払われる精算金の流れはどのようになっているかということがあります。概算金はJA全農が産地の農協に前払いで支払われることをいいます。農協は手数料を差し引くなどして農家の出荷時に支払い、その後実際の販売後に概算金との差額を精算する流れになっています。
産地間競争も激しいのですが、参考までに東北6県の前払い金額の状況は新潟コシヒカリ1万4,900円、岩手ひとめぼれ1万3,100円などとなっています。
コメ離れなど消費量の減少も懸念されますが、今回の概算金は微増に推移しているので、まずは良かったと思います。岩手には食味ランキング特Aの評価を頂いている銀河のしずくという品種もありますので、今後も期待できるものと思います。