岩手日報9月12日付け「県立中部病院 来春にも東北大方針」という記事に驚きました。
内容を要約すると、
・来春にも産科常勤医の派遣を中止する方針
・常勤医5人中3人が同大からの派遣
・県に対して「医局体制の都合」と説明
もう少し読み進めていくと、理由は医局員のやりくりと説明しています。あくまで大学の内部的な事情を挙げていますが、詳細は不明です。中部医療圏の近年の出生数は1,500人程度で中部病院は3分の1の550件の出産に対応しています。県では盛岡から一関までの公立病院や開業医に協力を要請するとしています。
地域の民度、幸福度、産み育てる環境などを考えたらとても悲観的になります。大学医学部の果たすべき役割は一体なんだろうと思います。県や関係機関の努力を見守りたいと思います。