博物館で開催されている「発掘された日本列島2019」を見学に行ってきました。
まだ残暑厳しい土曜日。今回の展示は青森や名古屋など順に国内6ヶ所を巡回しながら開催されているものです。
パンフレットによると毎年8,000件近い発掘調査が行われ、このうち近年発掘された遺跡や成果がまとまった注目の12遺跡、473点が展示されていると紹介しています。
展示品にはおよそ34,000年前旧石器時代の千葉県墨古沢遺跡や縄文時代の白神山地東麓縄文遺跡群などがあって、ムラの跡や祈りを伝える土偶などがありました。
目についたのは江戸時代に発生した浅間山噴火によって埋没した東宮遺跡の発掘品です。天明3年(1783年)に噴火しその時に発生した泥流下から茶碗や皿、下駄、うちわなど当時の生活が生々しく発掘されたのです。まるでイタリア・ポンペイを襲った噴火の遺跡を見るような感じです。
この展示会は9月10日まで開催されていますので、興味のある方はぜひ見学していただきたいものです。