8月12日付け朝日新聞岩手版「偽装マツタケを八幡平市長謝罪」という記事に注目しました。
要約しますと、
・市がふるさと納税の業務を委託していた社団法人の役員が返礼品として県外産のマツタケを地元産と偽り送った
・市長はご迷惑をおかけしたことを謝罪した
・申し込みは約2,000件あり約1億5,600万円の寄付があった
この記事の前には8月9日付岩手日報は第1報として大きく報道されました。解説欄で全国から愛される八幡平市に、その思いに冷水を浴びせる事態なったと報じました。ふるさと納税をめぐっては制度の趣旨を外れたものなどいろいろな問題があって総務省も見直しをしたところです。産地偽装もあり得ることなのかも知れませんが、ふるさと納税に申し込みされる多くの方は純粋にその自治体の発展、愛着をもって賛同されるのだと思います。
ふるさと納税の返礼品は地元産業の振興にも繋がりますし、返礼作業そのものも少なからぬ雇用の場を提供しているところと思います。報道によると、業務委託を受けた社団法人は梱包作業に市内の障害福祉サービス事業に依頼をしています。障害者の働く場として貢献をしているにもかかわらず、このような過ちは残念なことと思います。
本件については今後さらに詳しく明らかにされると思いますが、ふるさと納税の基本に立ち返ってほしいものです。