相続について2日連続となりました。朝日新聞8月11日付けフォーラムはタイトルについて3回目介護の報酬についてでした。
要約すると、
・相続法の改正により介護した親族特に長男の嫁は相応の金銭を相続人に請求できる制度が創設された。
・特別寄与は無償での療養介護や労務の提供が前提となり日誌などの記録が必要となる。
・新制度は実利より、介護の貢献の価値が公的に認められたことに価値を感じる人もいる
特集ではアンケートも実施しています。
問1は、自分や家族の老後についてどんな不安があるか?
答えは、誰が介護や世話をしてくれるかが一番多く、次に年金と年金以外どれだけのお金が必要か、「終」のすまみかをどうするか、と続いています。
問2は、実家について気になることはありますか?
答えは、物であふれているが一番多く、次に草木が伸び放題になっている、リフォームの資金がない、と続きます。ただし、その他/特にないは最も多くなっています。
問3は、義理の親らを介護・看護した人の貢献は、どのような形で報われるべきか?
答えは、何らかを遺産から分与されるべきが一番多く、次に金銭で支払うべき、相続人と同等の権利で遺産分割されるべき、と続いています。
法改正により介護等に貢献した相続人以外の方にもそれなりに金銭で評価しようとする方向は正しいと思います。ただし、それを裏付ける資料の準備については困難さが予測され、結局は家庭裁判所での話し合いの場によって解決されるのかも知れません。