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声欄に寄せられた成年後見


朝日「声」の欄に成年後見制度について4人の方が投稿されていました。

タイトルだけを掲載しますと

・保佐人に自由を奪われた伯母(53才、女性)

・成年後見 公的機関で担っては(72才、男性)

・法曹に身上監護を期待されても(43才、男性)

・「市民後見人」の育成急ぐべきだ(64才、女性)

5月に掲載された「成年後見は身上監護を旨とせよ」に対する意見でした。

 

成年後見とは判断能力が低下した認知高齢者の暮らしと財産を守るための制度です。手続きの難しさ、報酬の高さなどにより制度の利用者がなかなか伸びないと言われています。

 

5月の投稿を読んでいないので軽々しく意見をできないですが、身上監護を成年後見人に求めるのは難しいのではないかと考えました。身上監護は介護ヘルパーなどの専門職に任せるのがベターだからです。

市民後見人の拡大や社会福祉協議会を中心としたサポートなどで連携を蜜にするべきです。

 

成年後見制度に対する行政書士の関わりは誰もが対応できるものではなく、研修試験を通して一般社団法人コスモス成年後見サポートセンターに登録された行政書士が担うことになっています。それだけ責任が重いということでしょう。